2007年6月2日土曜日

いい話「みんなに相談してよかった」 その1

 3年前の話しになります。

 製造業を営んでいる民商会員Aさんのお話しです。Aさんは夫婦で〇〇製品を製造し、〇〇メーカーへ製品を下ろしている仕事です。モロ職人気質です。

 突然、〇〇メーカーから月末近くになって、担当者から『仕事は今月いっぱいで終わりです。』と仕事の打ち切り宣告が言い渡されました。生産拠点を海外(中国)へ移すということです。仕事が無くなる原因は、メイドインジャパン(日本企業の国内生産)からメイドバイジャパン(日本企業の国外生産)へ移行しているからです。

 Aさんはまったくの職人気質なので、「営業はしたことがない。」「人との付き合いが乏しい。」等、良い仕事さえしていれば、仕事が切れることは無いだろうと思っていた方でした。

 現実、仕事が無くなり、悩んでいたAさんは、仲間の民商会員に相談しました。さっそくAさんの対策会議を開き、みんなで色々な知恵を出し合い・励まし合い、対策を練りました。

 その結果、『過去に取引をしたことのある〇〇メーカーや昔一緒に修業をした仲間、そして仕事に関わったあらゆる人たちへ、挨拶・詫びの手紙を書いて出そう。』そして、『手紙を出したところへ、夫婦2人が出向き、今までの経緯を話し、「仕事をください。」と頭を下げて懇願するしかないだろう。』となり、さっそく実行しました。

 幸い、訪問先で材料の卸業者と出会い・知り合いとなり仕事をすることに。昔世話になった〇〇メーカーさんから何十年ぶりかで仕事をいただくことが出来ました。時間はかかりましたが、みんなの知恵と励まし、そして2人の行動力で仕事確保する算段が出来ました。

 書いたことのない手紙をみんなで「あ~、じゃない。」「こう~、じゃない。」と、四苦八苦しました。

つづく。

 さて、魚沼民主商工会は中小業者のあらゆる相談を受け付けております。

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