2009年8月31日月曜日

8月31日 曇り 総選挙の結果に寄せて

 総選挙の結果について

 30日開票された総選挙の結果、自民・公明の大敗北、民主の大躍進、共産の奮闘と、自公政権が退場することが決定的となりました。
 マスコミによって作られた争点(政権選択キャンペーン)を大洪水のように流し、「自民か」「民主か」の異常なまでの過熱した連日の報道であった。まさに、4年前の郵政選挙によって作られた小泉劇場に似た、今回の劇場化選挙だったのではないでしょうか。
 やはり、政治は私たちの営業と暮らしに深く関わっているだけに選挙はとても重要なものです。我々庶民としては、もっともっと「経済危機をどう打開するのか。」「平和と民主主義をどう発展するのか。」「消費税増税の阻止」など、庶民の目線で政策論争をして欲しかったと思います。この事をもっとマスコミは報道して欲しかった。

 今回の選挙で、民主は議席を激増させましたが、それは自公政権に国民が「ノー」の審判を突きつけた結果であり、民主の政策を国民が支持した結果でなかったことは、選挙中の世論調査によっても明らかです。

 民主のマニフェストで気になるのは、「子ども手当」中学卒業まで子ども1人あたり月26,000円の支給。その抱き合わせで、配偶者控除・扶養控除の廃止である。これを許すわけには行きません。ほとんどの方が増税であります。「中小企業対策」法人税率の引き下げ。7割方の中小企業は赤字企業であります。日本経済は、危機的な状況なのに、まったく矛盾しております。「高速道路の無料化」でなく、医療保険料及び窓口負担の軽減である。まったく庶民的感覚でない。

 私たち魚沼民商は、新政権が誕生しても、日本が危ない方向に行かないように注視しながら、小千谷・魚沼地域に於いて、世論を盛り立てていく一翼を担います。

2009年8月29日土曜日

8月29日 雨 8・26市と懇談会を持ちました!


 今月26日、魚沼市小出支庁に於いて、「経済危機対応にふさわしく中小商工業者への緊急経済対策を求める要望書」を提出し、魚沼市と魚沼民商が懇談しました。
 魚沼民商は佐藤会長はじめ2人の役員、2人の事務局員ら5人が参加しました。
 応対したのは、大平悦子市長、財務課財政室の渡辺氏が同席しました。

 魚沼市は、経済危機対応臨時交付金9億6千万円を活用した事業メニューを市民へ公開しました。

民商の提案は、…

 佐藤会長は、「世界的な金融危機を引き金に、日本経済は戦後最悪の不況に陥り、地元中小業者は、いまだに回復の兆しをつかめていないのが現状です。今日は左官業の役員さんも同席頂いておりますので、生の声を聴いて欲しい。」又は、「小規模建設工事業者登録制度[以下、小規模登録業者]は良い制度なので、施工限度額50万円を100万円、130万円と引き上げて欲しい。」と挨拶を兼ねながら要望書に沿って要請致しました。

 左官業の役員Aさんは、「消防器具庫は丸車庫型が多い。移転工事と建築工事と分離発注は可能なのでは。過去にいくつか工事をした経験があります。その時は、基礎工事だけで30万円位でやりましたよ。」又、「カーブミラーや防災灯の設置工事について、物品を支給されての設置工事についてもいくつか経験したことがあります。工事そのもは簡素な工事です。」と、Aさんの実績をもとに提案しました。

 事務局員からは、「今回の経済危機対応臨時交付金の趣旨とは、地域の中小企業の受注機会に配慮すると要請されています。事業メニューのなかで、特に「住宅用火災警報機設置事業」、「交通安全施設等整備事業」については、左官業のAさんの話しからすると入札業者で無くても、簡素的な工事であり、小規模登録業者で、十分対応できるのではないでしょうか。是非とも、発注する担当課へ、小規模登録業者でも発注可能なものについては検討して頂くよう要請して欲しい。」又は、「小規模登録業者の実績をみると、市営住宅関連の修繕工事が多く発注されています。市営住宅関連の修繕工事等を、引き続き小規模業者登録業者へ、受注機会を与えて欲しいと思います。」と、市へ提案しました。

市の回答は、…

 大平市長は、「今まで、市の事業として取り組めなかった工事等を、政府からの経済危機対応臨時交付金を活用させて頂いた。大きな工事が多いので、発注方法を一般競争入札にしました。みなさんの話をお聴きし、改正する方法があると分かりました検討してみたいと思います。」又は、「担当課への要請もする方向で検討します。」と回答が得られました。

 要望書のなかに、「高齢者・障害者のためのリフォームや耐震改修工事の助成として、住宅リフォーム助成制度を創設して欲しい。」ことも要請しました。

2009年8月17日月曜日

8月17日 晴れ

 大変ご無沙汰しております。
 今月に入ったとたん、南魚沼市の業者Aさんから民商事務所へ一本の電話が入りました。Aさんは、「資金繰りのことで相談したい…。」とのことであった。
 明後日、さっそくAさんのお店に行って、約1時間ばかりお話しをお聞きしました。この日は、親戚の方も同席し、励まし合いながら事実確認を行いました。
 お盆前までに、4回訪問しました。
 結局、2年前に同じような事があり、その時点でシッカリと整理も含めて今後の生活設計がされていればよかったのですが、同じようなことが繰り返されました。
 ここで教訓ですが、『本人が本当に健全な内容で、事業設計を立て、挑戦する気構えが見えなければ再建は×です。他人任せ・他人よがりでなく、自らが中心となって事を進めなければ困難を打開することは出来ません。』